アフィリエイトのいろは

アフィリエイトとは?ネットで副業(副収入)は可能なの?

アフィリエイトとは?副業(複業)

厚生労働省が2018年1月に発表した「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の影響により、副業を解禁する企業が出はじめています。
これまでは就職した会社を定年まで勤め上げて退職するのがいわば一般常識でした。
それが政府主導で副業を推進する方向に向かいはじめたのです。

下図をご覧ください。
これは総務省統計局が平成30年7月13日発表したデータで、すでに仕事に就いている人が副業をしている比率を表しています。
平成24年と比較して0.4ポイント増加していることが読み取れます。
また、正規職員よりも非正規職員の副業者割合の方が大きく増加しています。

副業者比率出典:平成29年就業構造基本調査結果の概要」(総務省統計局)平成30年7月13日発表
URL【https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2017/pdf/kgaiyou.pdf

このことから次のようなことも連想できます。

  • 企業が安定した雇用条件を提供しにくい状況になっている
  • 生活スタイルに合った働き方を求めている人が増加している

いずれにしても、複数の収入源を得ることにより、突然無収入になるリスクを分散しておいた方が安心です。

では、副業にはどのようなものがあるのでしょうか?

  1. アフィリエイト
  2. 自分の技能・技術を売る(写真、デザイン、文章等々)
  3. 内職
  4. 空き時間を利用したアルバイト
  5. パートタイマー
  6. 株式や不動産投資

③以降は想像しやすいかと思います。
②はインターネットで技能・技術を提供したい人と必要としている人(会社含む)を繋ぐサービスが展開されています。
クラウドワークスやランサーズ、ココナラ等が代表的です。

さあ、ここでようやく「アフィリエイト」の話になります。
アフィリエイトという言葉自体に馴染みを感じる人はそれほど多くはないかもしれません。
しかし、インターネットを利用されている方は、すでにアフィリエイト(広告)を目にしていると思います。

ここでは、次の2点について解説していきます。

  • アフィリエイトとはいったい何なのか?
  • アフィリエイトは副業になるのか?

副業におすすめのアフィリエイトとは

アフィリエイトは「成果報酬型広告」とも呼ばれるインターネットを利用して報酬を得ることができるしくみのことです。
アフィリエイトには大きく分類すると3つの存在で成立しています。

  1. メディア(サイトやブログの運営者:あなた)
  2. 広告を出稿したい企業(広告主)
  3. アフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)

アフィリエイト「成果報酬型広告」とは、あなたの運営するメディアにASP経由で広告主と提携した広告を掲載し、その広告を通じて商品を購入したり、サービスの提供を申し込んだ人が現れると報酬が発生するというものです。
通常、メディアと広告主が直接やり取りをすることはありません。
ASPを通じてのやり取りが一般的です。

また、アフィリエイトをしている人のことを「アフィリエイター」と呼びます。

アフィリエイトの流れ

架空の事例を用いて流れを説明します。

①あなたはご自身で運営しているブログまたはサイト(メディア)を保有しているとします。
もちろん、これからブログやサイトを作成しても問題ありません。
ここでは仮に、あなたが運営しているメディアを「つやつやダイアリー」としましょう。
「つやつやダイアリー」は、美しい髪を求める女性向けに情報発信しているブログだとしますね。

そこに②インターネットに広告を出したい企業「株式会社 副業」(広告主)が登場します。
広告に出したい商品は「キラキラシャンプー」です。
もちろん「株式会社 副業」では、自社サイトでオンラインショップも運営しています。
しかし、もっと「キラキラシャンプー」を売りたくてたまりません。

そこで③アフィリエイト・サービス・プロバイダー「URERU.net」の協力を得ようと考えました。
「URERU.net」は1,000社を超える広告主と提携しているとします。
アフィリエイト・サービス・プロバイダー(以下、ASP)とは、①メディアと②広告主を繋いでくれる会社です。

ASPが①メディアと②広告主をどのように繋いでくれるのかを、例にならって見ていきましょう。

はじめに①あなたの視点で見ていきますね。
まず、あなたはご自身の運営しているメディア「つやつやダイアリー」をASPに申請・登録します。
「つやつやダイアリー」の申請が完了すると、あなたは「URERU.net」にメディア会員として登録されます。

ASPは複数社あり、それぞれに審査基準を設けています。
ブログの内容だけでなく、年齢による制限等もあります。
条件を満たしていない場合には申請が通らないこともありますが、メディアについてはそれほど難しいことではありません。

次に②広告主の視点で見ていきます。
「株式会社 副業」は、広告主会員として「URERU.net」に登録します。
これにより「キラキラシャンプー」の広告を取り扱ってもらえるようになります。
「キラキラシャンプー」の成果報酬は販売1本につき1,000円と仮定します。

すでにメディア会員となっているあなたは、「つやつやダイアリー」の訪問者にピッタリの広告が無いかどうか「URERU.net」のサイト内で探します。
すると美しい髪をテーマにしている「つやつやダイアリー」にピッタリの「キラキラシャンプー」を見つけました。

そこで「キラキラシャンプー」を「つやつやダイアリー」に紹介するために、ASP経由で提携を申し込みます。

各広告主は、商品が売れたときの報酬額(売り上げの○○%や○○円)といった条件を提示しています。
また、提携を申請されたメディアが自社商品に合っているかなどを審査します。
審査なしで提携できる商品も多くあります。

「つやつやダイアリー」と「キラキラシャンプー」で提携が完了しました。
その後は広告コードと呼ばれる文字列を「つやつやダイアリー」にコピー&ペーストすることで、「つやつやダイアリー」に「キラキラシャンプー」の広告が表示されるようになります。

広告のタイプも3種類ほどあります。

  1. バナー広告(画像が表示されます)
  2. テキスト広告(文字・文章での広告です)
  3. メール広告(メール向けの広告です)

これで「つやつやダイアリー」に「キラキラシャンプー」の広告が表示されるようになりました。
「つやつやダイアリー」を訪問した人のなかで、「キラキラシャンプー」の広告をクリックしてシャンプーを購入した人が1ヶ月に10人いたとします。
それぞれ1本ずつ購入した場合、1本につき1,000円の報酬なので、10(本)×1,000円=10,000円の報酬を受け取れることになります。

これがアフィリエイト(成果報酬型広告)で報酬が発生するしくみです。
報酬は条件を満たされると確定されます。
例えば、購入したけれどすぐにキャンセルされた場合などは、報酬が確定されないケースが多いです。

通常、報酬は30日~45日くらいでASPに登録した口座にASPを通じて振り込まれます。

アフィリエイトで副収入は現実的なのか?

特定非営利活動法人 アフィリエイトマーケティング協会が行なった「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2014」では、アフィリエイト収入は次のような結果になっています。

この結果では5,000円以上20,000円未満についてはよくわかりませんが、アフィリエイトで稼げていない人が約20%いることがわかります。
それとは逆に20万円以上稼いでいる人も16%います。

ですから、アフィリエイトは簡単ではないけれども、生活費を稼ぐ可能性もある副業だと言えます。

0円 19%
1,000円未満 23%
1,000~5,000円未満 13%
200,000~1,000,000円以上 16%

出典:NPO アフィリエイトマーケティング協会「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2014

まとめ

アフィリエイト

アフィリエイトには主に次の4つが必要です。

  1. インターネットを使用できるPC等
  2. メールアドレス
  3. メディア(あなたの運営するブログ・サイト)
  4. 報酬を受け取るための銀行口座

アフィリエイトを活用すれば、副業で副収入を得ることは可能です。
アフィリエイトは低予算ではじめることができるのがメリットです。

あなたもアフィリエイトで副業にチャレンジしてみませんか?