インターネットで買い物をした経験がありますか?
例えば、アマゾンや楽天、ヤフーショッピングといった大手ネット販売サイトや企業オリジナルのネットショップ等の利用者が増え、お店まで行って買わないスタイルも身近なものになってきています。
では、アフィリエイト広告から買い物をしたことはありますか?
こう尋ねられると「?...」となるかもしれませんね。
好きなブロガーをフォローしていたリ、お気に入りのサイトがある方は、おそらくアフィリエイト広告を目にしているかと思います。
ブログで商品の感想などを紹介する記事に、「公式サイトはコチラ」とか「商品画像などのバナー広告」が掲載されているのを見たことがあると思います。
絶対とは言い切れませんが、そのような広告はアフィリエイト広告だと思われます。
※Googleが提供している「アドセンス広告」の場合も考えられます。
アフィリエイト広告をクリックすると、その商品を販売する企業のサイトに画面が遷移します。
そこで買い物をすると、アフィリエイト広告を掲載しているブログ等の運営者に報酬が支払われるのです。
そのため、アフィリエイトを生業としている方や副業(複業)としている方もいらっしゃいます。
ここでは「アフィリエイトとは?」ということで、基本的なしくみを図解説明していきます。
アフィリエイトとは何か?図解で説明

上図がアフィリエイトのしくみを図にしたものです。
この図解では4つの登場人物(企業を含む)が登場します。
それでは順を追って説明していきます。
■アフィリエイター(メディア)の視点
アフィリエイターとは、アフィリエイト広告を自身の運営するブログやサイトに掲載している人のことです。
企業(法人)としてアフィリエイトを行なっているケースもありますが、ここでは個人を中心に話を進めます。
アフィリエイトを行なうには、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)に登録する必要があります。
ASPはアフィリエイターと広告主(広告を出したい事業者)を繋ぐはたらきをしている企業のことです。
ASPに登録するには、自分が運用するブログやサイトを用意して申請(①の矢印)する必要があります。
ASPの審査を無事クリアすると、ASPにメディア登録されます。
これにより、ASPと提携しているさまざまなジャンルのアフィリエイト広告を自分のブログやサイトに掲載できるようになります。
より具体的に説明すると、広告単位で「提携申請」を行ない、広告主がOKを出すとアフィリエイト広告が掲載可能となります。
とはいえ、広告主の審査が無いケースも多く、提携申請=即時提携となるものもあります。
アフィリエイターの運営するブログやサイトを訪れた人(サイト訪問者)が、アフィリエイト広告をクリックすると広告主のサイトが開きます。
※ここで何も購入されなければ、アフィリエイターへの報酬は基本的に発生しません。
しかし、サイト訪問者が商品を購入し代金の支払いを行なうと(③の矢印)、広告主から商品が発送(④の矢印)されます。
もちろん、代金引換やコンビニ払いのように支払いが商品到着時や到着後になるケースもあります。
これでアフィリエイターには報酬が発生します。
■報酬について
報酬を「成果」と呼ぶこともありますが、ここでは「報酬」として話を進めます。
報酬には「確定報酬」と「未確定報酬」の2つのステイタスがあります。
商品が売れた時点では、まだ「未確定報酬」の状態です。
あとからキャンセルされる(承認されない)可能性が残っているのです。
報酬がキャンセルされるケースとしては、主に次のようなケースが考えられます。
- サイト訪問者がアフィリエイト広告を経由して商品を購入したが、すぐに返品した場合。
- 新規購入だけが報酬対象という条件の広告なのに、新規顧客ではなかった場合。
広告単位で提携申請する際に、報酬金額や条件が明記されているので、予め確認しておく必要があります。
「確定報酬」になるとアフィリエイターにASP経由で広告主から報酬が支払われます。(⑤の矢印)
※報酬の支払いは、ASPに銀行口座を登録しておく必要があります。
ここでは商品の購入を例に話を進めていますが、サービスの申し込み(資料請求やカウンセリングの申し込み等)により報酬が発生するものもあります。
■広告主の視点
広告主は、商品販売やサービス提供等により収益を拡大させるための手段の1つとしてアフィリエイト広告を利用します。
広告費をどのように用いるかは広告主次第ですが、テレビCM、ラジオCM、雑誌・新聞広告、郵便物による案内等のひとつにアフィリエイトという方法が存在しているといったイメージです。
現在はネットユーザーが増えていますから、アフィリエイト広告も重要な位置づけになってきています。
広告主はASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)に広告の掲載を依頼し、報酬の支払いを行ないます。(②の矢印)
その際に、商品が売れた場合やサービスの利用が決まった場合の報酬金額を含めた条件も提示します。
報酬金額の設定は、1件の売上で○○円といったケースや、売上額の○○%といったようにさまざまです。
また、報酬が確定されるための条件や、承認されない(キャンセル)条件も提示します。
広告主はアフィリエイトで商品が購入された場合には、商品の発送を行ないます。(④の矢印)
■ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)の視点
ASPは1社だけではありません。
各ASPにより、扱っているジャンルの強み等の違いがあります。
ASPの主なはたらきは、広告主から広告の依頼を得るための営業活動と広告を掲載してくれるアフィリエイター(メディア)を増やすことです。
わかりやすく誤解を恐れずにお伝えすると、ASPはアフィリエイター(メディア)が報酬を受けることで、ASPも利益を得ます。
ですから、ASPがアフィリエイターからお金を取ることはありません(聞いたことがありません)。
ASPはアフィリエイターが売上を伸ばしやすいように豊富なジャンルの広告主を獲得したり、アフィリエイターを養成する無料セミナー等を行なったりしています。
ASPにもよりますが、アフィリエイターにとって役立つ情報が丁寧に掲載されているASPサイトもあります。
※ASPによりサービスの違いがあります。
ASPが取り持ってくれるので、アフィリエイターが広告主に直接広告掲載を依頼する必要がないのは非常に便利です。
報酬の支払いもASP経由で、登録口座に振り込まれます。
報酬の支払いのタイミングは、タイムリーではありません。
報酬確定後の翌月や翌々月に支払われるケースもあります。
■サイト訪問者の視点
アフィリエイターのサイトを訪問するユーザーは、あなたの体験を読んで興味を持って商品を購入したり、あなたの提供する有益な情報を参考にアフィリエイト広告をクリックしたりします。
ですからアフィリエイトで報酬を得るには、あなたのブログやサイトがサイト訪問者にとって役立つものにする努力が必要です。
そのようなブログやサイトにサイト訪問者は魅力を感じるのです。
まとめ
- アフィリエイトにおいてASPはありがたい存在
- 有益なメディア(ブログやサイト)にユーザーは魅力を感じ商品を購入したくなる
- 広告主も商品をたくさん売ってくれるアフィリエイター(メディア)には注目している
「アフィリエイトとは?」の図解説明はいかがでしたか?
確かにアフィリエイトは簡単に報酬を手にすることができるものではありません。
しかし、あなたがブログやサイトを運営していたリ、これから運用する気持ちがあるのなら、アフィリエイトにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
さあ、副業をはじめましょう!