書籍書評(ブックレビュー)

複業のトリセツとは?自分に当てはめて考えることの重要性

複業のトリセツ

書籍に限らず、学んだことを自分に当てはめて考えることは非常に重要です。
あっ、それ知っています!」というのと「その本、自分なりに応用して取り組んでいます」とでは、情報の活用度合いが全く違うからです。

もちろん、全ての情報が自分に応用できるとは限りません。
知識として蓄えることで、物事の判断基準として利用できる場合もあるでしょう。

私にとって「複業のトリセツ」は、自分に当てはめてみるべきだと感じる内容の多い書籍でした。

アラフィフで病気持ちの私には、「複数の収入源を持つにはどういたらよいのか?」というテーマは切実な問題だったからです。
過去形ではなく、現在進行形ですね。

この記事では「複業のトリセツ」を私に当てはめたことで、何が変化したのかをご紹介します。

小さいころにはいろんなことを自分に当てはめていませんでしたか?

幼いころ、お母さんに童話を読んでもらったときに、主人公に感情移入した経験はありませんでしたか?

私はテレビアニメの「フランダースの犬」や「母を訪ねて三千里」を泣きながら見ていました。
母と二人暮らしだったことも影響していたのだと思います。

もう少し年齢が上がると「仮面ライダー」ごっこなんかをして遊んでいました。
これもある意味、自分に当てはめていると言えそうですよね。

情報や知識の自分への当てはめ方には個人差があると思います。
皆さんの置かれている状況は、同じではありませんから。

同様に、1冊の書籍を読んでも心に響く部分にも個人差があります。
同じ人でも、読んだ時期によって気付くことに違いがあることも。

私は「複業のトリセツ」は、1回ぽっきりではなく、時間をおいて何度でも読んでみる価値がある本だと思っています。

複業のトリセツを自分に当てはめて変化したこと

私の最近の読書傾向は次の通りです。

  • 1回目はとにかく読み進める
  • 2回目は印象に残った部分にマーカーを引く

ですから、最低でも2回は読むことになります。
正直に言うと、1回ではとても頭に残らないので…。

私の場合、「複業のトリセツ」を読む以前から、副業としてアフィリエイトに取り組んでいましたので、どうしても情報発信について敏感になっています。

  • どうしたら、人の役に立つ情報を発信できるのか?
  • どうしたら、人の役に立ちながらアフィリエイト報酬を得ることができるのか?

この2点が、私の学びたいことなのです。

「複業のトリセツ」を執筆された染谷昌利氏には、「ブログ飯」という著書もあります。
そのタイトルからも想像できるように、染谷昌利氏はブログで家族を養うほどの収入を得ている経験の持ち主なのです。
それだけにとどまらず、出版をはじめとしたその他の取り組みもされています。

私にとって染谷昌利氏の著書は学びの宝庫でもあるのです。

染谷氏は「複業のトリセツ」で次のように述べています。

あなたの発信する情報を沢山の人に読んでもらうために必要なことは非常にシンプルです。それは「良質なコンテンツ」を「継続して投稿する」ことです。毎日、自分の得意分野や誰かの役に立つ情報を提供して、訪問者に対して価値を提供することが重要です。
・・・自分の好きなこと得意分野に特化する必要性を挙げたのは、それがあなたのオリジナリティになるからです。

『複業のトリセツ』 染谷昌利 著(DMM PUBLISHING)110ページ

私が「複業のトリセツ」から自分に当てはめようと考えたのは、まさにこのことです。

まだまだ「良質なコンテンツ」=「自分の得意分野」にはなっていないと思いますが、副業にアフィリエイトを選びながらも思ったようには収入を得られずにいて、しかもまだあきらめていないことは、自分のオリジナリティであると考えました。

そして自分自身で変化できたと感じたことは、自分の得意分野やオリジナリティが人の役に立つ可能性を持っていると気付けたことです。
いわば、意識的な変化です。

これまでは、何を情報発信したらよいのかにも迷いがあったのですから、大きな変化です。

今では継続して投稿することによって、文章がより洗練されていき、人に有益な情報を提供できる能力が身についていくと信じています。

おそらく、数か月後に現在の記事を読み返したら、恥ずかしさを感じることでしょう。
でも、それが成長の証でもあるのです。
何もしないでいることよりも、数段階上の能力が身に付いたと言えるのではないでしょうか?

これから「複業のトリセツ」を読むかもしれないあなたに

「複業のトリセツ」では、情報発信以外にもさまざまな副業について言及されています。
メインとなるのは「情報発信」についてですが、それは著者である染谷昌利氏が実践&成功されているからでしょう。

また、今後の日本経済についても述べられています。
これを読むと、収入を得る手段を複数持つことの重要性を感じることでしょう。

興味深い記事としては、副業を実践している企業人の方へのインタビューも挙げられます。
サイボウズ株式会社やユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社の、副業に関する考え方や取り組みについても知ることができます。

これからの時代で生き残るべく取り組んでいる個人や企業の例を知ることができるのです。

あなたも「複業のトリセツ」を読んで、自分に当てはめることで、これからの時代に生き残る術を身に着けてみませんか?

まとめ

複業のトリセツを自分に当てはめる
  1. 複業のトリセツは、さまざまなスタイルの副業について言及している
  2. これからの日本経済を考えると、複数の収入源確保は重要性を増していく

現在お勤めの方の中には、会社の規定で副業が禁止されているというケースもあることでしょう。
その場合でも、収入を得ずとも「人脈構築」や「いざというときのノウハウ蓄積」などができるのではないでしょうか?

イベントや好きなお店で無償でお手伝いさせてもらうことだって、今後の備えにつながる可能性がありますから。
できる範囲で取り組んでみることが重要ですよ。

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