アフィリエイトのいろは

アフィリエイト広告とは?副収入を得るために知っておきたい基本知識

アフィリエイト広告とは

アフィリエイト広告とは、「成果報酬型広告」または「成功報酬型広告」と呼ばれるもので、インターネットを利用した広告の一種です。

インターネット上に公開されているサイトやブログに掲載することで、そのメディア(サイトやブログのこと)を訪問・閲覧したネットユーザーに対して、視覚的に商品の購買意欲やサービス利用欲求を訴えます。

アフィリエイト広告は、画像や動画などで構成されています。

アフィリエイト広告を掲載したいメディア運営者は、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる事業者を経由して広告主(企業)と提携します。

そのため、アフィリエイト広告が運用されるためには、次の3者が存在することになります。

  1. メディア(ブログ・サイト)運営者
  2. ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)
  3. 広告主

メディア運営者はアフィリエイト広告を自身の運営するサイトやブログに掲載し、その広告から商品購入やサービスの利用申し込み等が行なわれることで報酬を得ることができます。

成果報酬型広告と呼ばれれるのはそのためです。
広告がクリックされただけではメディア運営者への報酬は発生しません。

成果報酬型広告に対して、広告がクリックされた時点で報酬が発生するものを「クリック報酬型広告」と呼びます。

ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)は、メディア運営者と広告主をつなぐ役割を担っている事業者です。
ASPは、広告主からアフィリエイトプログラムに対する月額利用料を受け取ります。
その他に提携したメディアの報酬から手数料を徴収することで利益を得ています。

ASPにとっては、広告を掲載するメディアが増えることでアフィリエイト広告の露出が増え、成果(商品購入やサービス利用など)が増えることが、自社の利益になるのです。

広告主はASPにアフィリエイトプログラムの利用料を支払い、メディア運営者がASPを経由して提携することで、自社の広告を自社以外のネット媒体に掲載することができます。

アフィリエイトのしくみの詳細については、「アフィリエイトを図解で説明・さあ副業をはじめよう!」をご参照ください。

この記事では、これからアフィリエイトを始めようとしているあなたに向けて、メディア運営者が知っておくのが望ましいアフィリエイト広告を活用して副収入を得るための基礎知識をお伝えします。

アフィリエイト広告を利用する際の基礎知識3選

最初にある状況を設定しますので、あなた自身に当てはめて考えてみてください。

そこからアフィリエイト広告を掲載する側(メディア運営者)としての基礎を学びましょう。

設定

あなたが猫を飼いたいと思っていて、猫を自宅で飼うために必要な準備についてインターネットで調べているとします。
そして猫を飼うために必要な情報が詳しく記載されているサイトを読みはじめました。

訪問したサイトで猫を飼うための情報を知ったあなたの目に、「猫グッズ」を紹介する広告の画像が飛び込んできたらどのような行動をすると思いますか?

もしかすると、そのアフィリエイト広告をクリックして猫グッズを購入するかもしれませんね。

では、目に飛び込んできたアフィリエイト広告が「引越」の広告だったらどうでしょうか?

おそらく関心すら持たずにスルーしてしまうことでしょう。
なぜなら、猫を飼おうという気持ちに関係のない情報のため、気にも留まらないからです。

基礎知識① あなたのブログやサイトに関連したアフィリエイト広告を選ぼう!

ここが第一の重要ポイントです!

あなたが運営するメディア(ブログやサイト)と関連のあるアフィリエイト広告を選びましょう。

アフィリエイト広告はクリック報酬型広告とは違うので、広告のクリックだけでは報酬が発生しません。
そのため、メディア(もしくは記事)とアフィリエイト広告の親和性が重要になるのです。

さらには、アフィリエイト広告をクリックして企業のLP(ランディングページ:商品を売るページ)に移ったあとに、ユーザーが購入もしくは利用申し込みなどの行動をとらなければ報酬は発生しません。

ですから、あなたの運営するメディアでアフィリエイト広告をクリックしたい気持ちになってもらって、さらにその先で購入などの行動に移ってもらうことを意識した情報を提供する必要があります。

アフィリエイトで多くの報酬を得ている人たちは、自身のメディアを訪問してくれたユーザーの役に立つ情報を提供し続けることはもちろんですが、さまざまな努力をしています。

例えば、次のような努力をしています。

  1. ユーザーが検索しそうな語句や語句の組み合わせ(キーワード)を考える
  2. 検索結果の上位に表示されるようにメディアに記事を継続的に投稿する
  3. 検索結果に表示された際に、必要な情報があると思ってもらえるような記事タイトルや説明文を用意する
  4. ユーザーの負担にならないような工夫(段落分け、文体、文字装飾、画像挿入など)をする
  5. ユーザーの知りたいと思うような情報を記事に盛り込む
  6. 商品の押し売りをしない

アフィリエイトで報酬を得るには地道な作業と継続力が求められます。

アフィリエイトには絶対的な正解がありません。
そのため、さまざまな工夫を試しては検証し、また試す…といったことの繰り返しです。

基礎知識② ペルソナ設定で特定の人(層)に向けた記事を書こう!

あなたがアフィリエイト広告を掲載するメディアを運営するなら、ユーザーの立場になって記事を書く気持ちが大切です。

もちろん人の感じ方は千差万別ですから、全ての人にピッタリフィットする記事は書けないかもしれません。

このようなことを書かれると、「すべての人の役に立つ記事を書きたい!」と感じるかもしれませんね。
私もそれができるのなら教えてほしいです。

ですが、人には感じ方にも個性がありますし、何かを必要とする重要度も違います。
そういった自由に選び感じられる自由を尊重しましょう。

ここで、第二の重要ポイント!

アフィリエイト広告を掲載するメディアを作成する場合、どのような人に読んでほしいのかを明確にしましょう。

具体的には「ペルソナ」と呼ばれる架空の人物像を設定して、その人に訴える記事を書くようにするのです。

氏名、年齢、性別、住んでいる場所、職業・学校、趣味、家族構成、悩みなどを想定するのです。

ペルソナを設定すると、Aさんの心には刺さっても(印象に残っても)、Bさんの心には全く突き刺さらないといったことが起こります。

10人があなたのメディアを訪問してくれたとしても、1人の心にしか刺さらないかもしれません。
でも100人が訪問してくれたら、10人の心には刺さる可能性があります。

全ての人に向けた記事は誰の心にも刺さらない。
たった1人に向けて書いた記事が、一定数の同じような状況のユーザーの心に突き刺さり共感を得る。

このように思われた方が、アフィリエイト広告を掲載する記事を書く際には現実的だと思います。
現実的というのは、「より報酬に近づくことができる」ということです。

基礎知識③ 記事の投稿を継続しながら文章力を高める

ブログやサイトをはじめて間もないころは、記事を書くことに抵抗感を覚えるかもしれません。
文章を書きなれている人は別ですが。

そのようなときにはどうしたらよいのでしょうか?

これも人によって異なりますが、私はとにかく継続して記事を書いて投稿することをおすすめします。

アフィリエイト広告を掲載するメディアが、検索結果に表示されるようになるためには、記事のボリュームがある程度必要です。

そのためには、可能な限り毎日、記事を書いて投稿する必要があるのです。

ここで、第三の重要ポイント!

完璧な文章ができあがるまで記事の投稿をしないという気持ちは、はじめのうちは抑えた方がいいと思います。
とにかく記事を書いて投稿するのです。
これを3ヶ月、6ヶ月、1年と継続します。

私はアフィリエイトをはじめたばかりのころ、大きな勘違いをしていました。
それは、サイト(またはブログ)をインターネット上に公開すれば、すぐに多くの人が見てくれると思っていたのです。

実はそのようなことはほとんどありません。

Googleのような検索エンジンにメディアが認識されて順位がつくまでに、ある程度の期間が必要です。
さらには、検索結果の上位に表示されるまでには、もっと時間と労力が必要になるでしょう。

そのために数ヶ月~数年単位で継続が求められますし、その間の記事作成が文章を上達させるのです。

多くのメディア運営者は、数ヶ月前の自分の記事を読むと恥ずかしい気持ちを感じた経験をしているはずです。
それは文章が上達した証拠でもあります。

文章が上達した状態で過去の記事を読み直し、必要な情報(最新情報など)を追加したり、古くなった情報を取り除いたりしてリライトをすることで完成度を高めていきます。

まとめ

アフィリエイト広告と副収入を得るための基礎知識
  1. メディアに関連性の高いアフィリエイト広告を選びましょう!
  2. ペルソナ設定して記事を書きましょう!
  3. 記事の投稿を継続しながら文章力を高めましょう!

もしかすると、取り扱いアフィリエイト広告が先で、それにあったメディアを作成することもあると思います。

その場合、①は満たすはずですから、②、③を意識してみるのがいいと思いますよ。