Webライターとして働いてみたい!と思っていませんか?
Webライターだけでなくアフィリエイトのサイトやブログで記事を書く方など、本業か副業かを問わず文章で稼ぎたいと真剣に考えている方も多いはず。
でも…こんな疑問が浮かんでくるかもしれませんね。
- どうやったらWebライターになれるの?
- 文章を書いてお金をもらうにはどのような技術が必要なの?
- 文才が無いとダメなのかなぁ?
そのような方におすすめなのが岸智志氏の著書『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』です。
『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』では、「文章の事例を用いたビフォー・アフター」が多く活用されています。
そのため、著者の伝えたいことをしっかりと理解しやすい構成になっています。
『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』を読むことで、おもに次のようなことが学べますよ!
- Webライターになる方法について
- 文章を書くために必要な技術
- 文章を書くこと以外に必要な能力
著者である岸智志さんの他にも、Webライターとして活躍されている方々のコラムが掲載されています。
どのようにしてWebライターになったのかは人それぞれ。
興味深いだけでなく、とても参考になります。
私はWebライターというよりも、アフィリエイトのサイト&ブログで文章を書いています。
そのため、「人に伝わる文章を書けるようになりたい!」という高い関心を持って『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』を読みました。
まずはWebライターを志している方にとって励ましになるひと言をご紹介します。
文章は才能ではなく技術で書くもの。
出典:『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』岸智志著
エムディエヌコーポレーション 93ページ
文章を書くために必要な能力は、これからでも伸ばしていけるのです。
この記事では『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』から、私が学んだことのいくつかをご紹介させていただことで、書評とさせていただきます。
書評と言っても、純粋なWebライター志望者というよりは、アフィリエイター視点の感想になるかもしれません。
とはいえ、上述の通り私自身、アフィリエイトのサイトやブログを訪問してくれる方が、読みやすい文章を書きたいという思いは持っています。
その点ではお役に立てると思います。
私が手にしている『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』は、著者である株式会社スタジオライティングハイ 岸智志氏のご厚意でご献本いただいたものです。
すばらしい本との出会いと機会をいただきましたことを、心から感謝申し上げます。
Webライターになる方法とは?
広義の意味において「Webライター」とは、インターネット上で文章を書いている人全般に当てはまる言葉かもしれません。
その中には、利益を度外視した「自分の文章を発信して満足できればいい」と思っている人もいることでしょう。
それに対して、「文章を書くことで収入を得たい」と考えている人も少なくないはずです。
私はコチラに属しています。
Webに公開される文章を書くことで収入を得るといっても、ザックリ大きく2つに分類できます。
- Webメディアに公開するために書いた文章の対価として報酬を受け取る(Webライター)
- 自分の文章を読んだ人が商品を広告したりすることで報酬を受け取る(アフィリエイター)
- 記事だけでなく企画の立案から記事の公開までをトータルでこなす(編集者)
ここでは①の「自分の書いた文章に対する対価を直接受け取る(Webライター)」になる方法を掘り下げていきます。
Webライターの仕事を見つける方法(クラウドソーシングサービス)
実は私もWebライターの仕事を少しだけ経験したことがあります。
そのときの仕事の見つけ方は、クラウドソーシングサービスを利用しました。
クラウドソーシングサービスとは?
インターネット上で、仕事をしたい人と仕事をして欲しい人を結び付けてくれるサービスです。
Webサイトのデザインやロゴ作成、ライターなど、さまざまな仕事のカテゴリーが用意されています。
有名なサービスとしては、「クラウドワークス」「ランサーズ」などがあります。
私が利用したのは「クラウドワークス」でした。
Webライティングの経験を積むために、「初心者OK」を条件としている募集に応募しました。
報酬形態は大きく2通りあります。
- 文字単価による計算:1文字○円×文字数
- 記事単位で設定:1記事○○円
私の場合は記事単位で報酬が支払われるタイプでした。
初回はお試しで「1記事500円」、依頼者に継続して欲しいと認められると2記事目以降は「1記事1,500円」でした。
何度か続けているうちに、報酬がもう少しアップした記憶があります。
クラウドソーシングサービスを利用する場合に注意が必要なのは、仲介手数料を支払うこと。
そのため、依頼者が設定した報酬金額よりも、受取金額は若干少なくなります。
Webライターとしての仕事をクラウドソーシングサービスで見つけようとする場合、提示されている条件をよく読んで理解してから応募する方が賢明です。
いくつかの案件(仕事依頼の条件)を見比べているうちに、慣れてくると思います。
文字単位で報酬額が決まっている場合の多くは、「○○文字で書いてください。1文字○円です。」といった感じになっています。
優秀なWebライターほど、1文字の単価や記事単価は高くなる傾向があります。
初めてWebライターにチャレンジする方は、1文字1円未満の案件からのスタートになる可能性が高いと思われます。
はじめから高めの報酬を手にしたいなら、根拠となる実績を提示しましょう。
クラウドソーシングサービスのプロフィール欄に、過去の実績を紹介できる範囲で記載するとよいでしょう。
Webライターの仕事を見つける方法(クラウドソーシングサービス以外)
『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』では、クラウドソーシングサービス以外の仕事の見つけ方も教えられています。
もっとも簡単に取り掛かれるのは、GoogleやYahoo!などの検索サイトで探す方法です。
検索する際には「Webライター 募集 在宅」とか「Webライター 募集 未経験」などが例として紹介されていました。
その他にもTwitterやFacebookなどのSNSで探す方法もあるようです。
あなた自身の運営するブログで良質な記事を書いていると、同じジャンルを取り扱うメディアの目に留まって仕事につながることもあったりするとか。
少し受け身な感じもしますが、良質な記事を欲するメディア側にしてみれば、ブログという作品の中から優秀なWebライターを発掘するというのもわかる気がしますよね。
積極的にWebライターの仕事を探しながら、自分をアピールする手段としてブログを活用するのはいい方法だと思います。
Webライターが文章を書くために必要な技術
Webライターに必須の能力は「文章力」です。
これが無ければ、Webライターとして稼ぐどころか、仕事の獲得も難しくなります。
Webライターに求められる「文章力」とは、次の2つです。
- 情報を正確でわかりやすく伝えるチカラ
- 最後まで読んでもらうチカラ
「文章力」の重要性は、私のようなアフィリエイトのサイトやブログ運営者にも大きく関係しています。
私自身、過去に書いた自分の文章を読み返して、「恥ずかしい…!」と感じることがあります。
おそらくこの記事も、近い将来恥ずかしく感じることでしょう。
それは文章力が向上した証拠でもあります。
人さまに読んでいただく文章を書きたいわけですから、早急に対応する必要性を感じています。
この記事のはじめの方で、Webライターに必要な能力は才能よりも技術だと紹介しました。
とはいっても、五里霧中の状態で手探りしつづけるのは現実的ではありません。
『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』から、アドバイスとなる項目を3つご紹介しましょう。
『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』の文章力アップ方法3選
ここでは『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』から、文章力をアップさせるための要素を3つご紹介します。
- 読者ターゲットを明確にする
- 記事の目的を意識する
- 最後まで読んでもらうための記事構成
読者ターゲットを明確にする
Webは老若男女を問わず利用するツールとなっています。
だからといって、万人受けすることを目指すのは必ずしも正解ではありません。
まずは本屋さんをイメージしてみましょう。
例えば、ライトノベルを読みたい人はラノベコーナーに行きますし、資格を取得したい人は資格取得関連の書籍コーナーに行きます。
女性のファッション誌をみても、ティーン向け、20代向け、30代向けといったようにターゲットが分けられています。
インターネット上でも同じようなことが起こります。
Web利用者が、自分の関心のあるメディア(記事を含む)を探して選んでいるのです。
以上のことから考えて、Webライターは依頼者のターゲット設定に沿った記事を書くことが重要になります。
ターゲットを明確にするには「ペルソナ」を設定して、その人に向けて文章を書くことが勧められています。
ペルソナとは、一般に架空の人物像のことです。
氏名、年齢、性別、住所、家族構成、仕事、趣味、嫌いなことなどを具体的に決めて、記事の内容がぶれないようにするために活用します。
記事の目的を意識する
記事を読んで欲しい人物像を明確にしたら、記事を読むことで何をして欲しいのかもハッキリさせましょう。
例えば、「他の関連記事を読んで欲しい」「商品を購入してほしい」などが考えられます。
商品を購入してほしい場合には、単に商品のスペック(性能・機能)を紹介するだけでは読者の心は動きません。
私もアフィリエイトで痛感しています。
いわゆる「ベネフィット」をイメージしてもらえる文章を書くことがポイントになります。
「ベネフィット」とは、その商品を手にすることでどのようなメリットがあるのかということ。
例えば、この自転車を購入してほしい場合を考えてみましょう。
- あなたの通勤時間はこれまでの1/3になりますよ!
- とてもデザインがステキな自転車なので、スタイリッシュな印象を持たれますよ!
- 自転車移動にすることで、血行や代謝も良くなる可能性があるので、健康的でハツラツとした印象に!
このように伝えられた方が、自転車の色やタイヤサイズを紹介されるだけの文章よりも、購入したい気持ちが高まる感じがしませんか?
最後まで読んでもらうための記事構成
インターネットで文章を読んでいて、紙媒体の本と読み方が違うと感じることがあります。
本の場合だと一文字ずつしっかり読むことが多いのですが、インターネットのコンテンツだと流し読みが多くなるのです。
あなたも流し読みしていませんか?
実際、ネットコンテンツの場合には、流し読みされることが多いそうです。
最後まで記事を読んでもらうには、何らかの工夫が必要になります。
そこで、記事の構成を優先度の高い内容順に並べることを心掛けましょう。
インターネットユーザーの多くは「素早く答えを知りたがっている」ことをお忘れなく!
その他の方法としては、文字の装飾などで重要な部分を強調することも有効です。
流し読みでも、伝えたい最低限度の情報を伝えられる可能性が高まるからです。
Webライターが文章を書くこと以外に求められる能力
Webライターには文章力のほかにも求められる能力があります。
これからお伝えする3つの能力は、編集者や依頼者の指示通りに文章を書いている段階ではあまり必要性を感じないかもしれません。
しかし、将来的に有能なWebライターとして認知されるために、磨いておくに越したことはありません。
- 企画力
- ディレクション力
- 取材力
企画力
編集者や依頼者とは違った視点の企画力を持つWebライターは、重宝がられることでしょう。
ディレクション力
ディレクション力とは、記事全体の方向性を決める能力のことです。
取材力
記事を書く上で、関係者への取材をする機会が生じるかもしれません。
取材力とは、いわゆるインタビューをする技術のこと。
どのような文章を書くのかを明確にしたうえで、インタビュアーに何を聞けばよいのかを整理する能力です。
インタービューを上手にリードすることができなければ、グダグダになるのは想像に難くありません。
取材力には人と対面して情報を収集する以外にも、文献調査などが含まれます。
まとめ
- 内容がわかりやすく、Webライターを目指したい人に対しての情報が的確。
- 事例が多く用いられているので理解しやすい。
個人的には『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』を何度も読んでみるつもりでいます。
Webライターを目指しているわけではありませんが、文章を書くためのノウハウがわかりやすく盛り込まれているからです。
『Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。』には、文章の上達方法や取材方法などが丁寧に紹介されています。
「Webライターになりたいけれど、何からはじめたらいいのかわからないという方」や「人に伝わる文章を書けるようになりたい方」におすすめの1冊です。
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