アフィリエイトを始めた頃の私は、ペラサイトを大量に作り、アクセスのあったサイトに対して作り込みを行なっていました。
これはアフィリエイト塾(スクール)の指導に従った方法でした。
しかしサイトを作ったことのなかった私にとっては、サイトを作り込むこと自体が慣れない行為だったため非常に苦労しました。
結局、販売元の商品紹介LP(ランディングページ)の内容を、自分の言葉に置き換えるのが精一杯。
検索エンジンであるGoogleにしてみれば、存在する価値の低いレベルのサイトだったことでしょう。
私のサイトを経由せずに、直接、商品のLPにたどり着けた方が、検索ユーザーのためになったはず。
でも、私にとっては精一杯の努力だったのです。
今思えばサイトを作ることに追われて、基本的な要素が欠落していました。
反省点をいくつかご紹介しますね。
- 検索している人が何を求めているのかを考慮できていなかった
- 検索に対する的確な答えを返せていなかった
- 商標キーワードを含む複合ワードだけしか考えていなかった
- 同一サイトの複数ページに、似た内容の記事を掲載していた
- 商品を売る気持ちが前面に出ていた
このような感じでしたが、何とまぐれで報酬が発生したのです。
アフィリエイト報酬発生の喜びと苦悩
初報酬はアフィリエイトを始めて約1ヶ月の頃でした。
報酬金額は810円。
この報酬発生は、商品を紹介しているサイトからではなく、そのサイトにリンクを張った無料ブログからだったと思います。
一応、サイトの検索順位を上げるために被リンクを意識していたのです。
被リンクとは?
被リンクとは、他のメディア(ブログやサイト)からリンクをもらうことです。
以前のGoogleは「リンクがたくさん張られているサイト=価値あるサイト」といった認識をしていました。
しかしそれを利用して、検索順位を上げるために不自然なリンクを張る行為が増えたため、Googleの評価が変更されました。(ペンギンアップデート)
サイトが有益な場合、他のメディア運営者が自身のブログやサイトで紹介してくれる場合があります。
その際に、すぐに遷移できるようにリンクを張ってくれることがあります。
これは自然な形でリンクをもらえるケースです。(ナチュラルリンク)
上述の私が行なったような、自分の運営するブログから自分の運営する別のサイトへのリンクを張るような行為は、検索順位を上げるための意図的な施策でした。
会社のホームページで自社の運営しているサイトを紹介する場合などは、不自然ではないと思われます。
注意するべきは、自作自演の関連性の低い低品質のサイトやブログからリンクは張らないようにするということです。
初報酬に話を戻しますね。
自分のサイト順位を上げるためのブログからであったとしても、例え1,000円にも満たなくても、初めての報酬発生は非常にうれしかったです。
浮かれて悲しくなるような夢も描いてしまいました。
これでアフィリエイトで生きていけると…。
しかし…その後報酬はパッタリ止まってしまいました。
次の報酬まで6ヶ月はかかったと思います。
その間に夢は覚めました。
なぜなら報酬発生を再現させられなかったのですから。
アフィリエイト報酬発生と報酬確定の違い
アフィリエイトでは「報酬発生」と「報酬確定」をしっかり認識する必要があります。
報酬発生は、自身の運営するサイトやブログのアフィリエイト広告から「商品購入」や「サービス申込」などが行われたタイミングで発生します。
しかし、その報酬発生金額が全て手に入るとは限りません。
報酬発生が広告主から否認されるケースがあるからです。
広告主の「成果条件」や「否認条件」は、提携する際の詳細事項に記載されています。
例えば否認条件としては、次のようなことが考えられます。
- 初回購入者の場合に報酬とみなされるところ、2度目の購入だった場合
- 購入者が支払いをしない場合
- 購入者がキャンセルした場合
ですから、「成果条件」や「否認条件」はしっかりと確認しておきましょう。
報酬が確定すると30~45日ほどで口座に振り込まれます。
報酬確定によって、ようやくいくら振り込まれるのかが明確になるわけです。
但し、ASPによって支払いサイクルが異なりますのでご注意くださいね。
私の経験した報酬が否認されたケース
これからお伝えすることは、ある特定の商材で起こっていることです。
報酬が発生した際に、どの案件からのものかチェックすると、ほぼ同じ時間に同一の商品が複数購入されていることがあるのです。
例えば、1件の報酬金額が1,000円だとすると、報酬発生金額が2,000円と表示されます。
自分でもこれはおかしいと思うくらいですから、広告主サイドもチェックして1件否認するのです。
結局、報酬確定金額は1,000円となります。
報酬金額2,000円のつもりで予定を立てたら、あとでビックリすることに…。
これが数万円の否認となると、ショックは多くなっていきます。
報酬が発生したら、ASPの管理画面から報酬発生情報をチェックすることをおすすめします。
よろこぶのは報酬確定後ということで。
アフィリエイトで目指すべき再現性
アフィリエイトで大切なことは、報酬が安定するような仕組みを構築することです。
サイトにしろ、ブログにしろ、報酬が安定して発生するようになるまでが苦しいわけです。
アフィリエイトをはじめて数年間、私はその方法を求めてさ迷っていました。
アフィリエイト塾を辞めたあとも、数多くのサイトを作成し、試行錯誤を繰り返しました。
今もですが…。
その間に、他のアフィリエイターさんの方法を調べたりもしたのですが、そのうちに何が良いのかわからなくなってしまいました。
幸いというべきなのか、そのころ資金も乏しかったので、アフィリエイトの情報商材を買い集めることはできませんでした。
結果として、商材マニアにならずに済みました。
これ以降の別記事で、私が学んだことを紹介していく予定です。
その中のいくつかをザッと紹介するとこのような感じになります。
- 検索している人が何を求めているのかを調査する
- 検索に対する的確な答えを確実に返す
- 商品を売る前に、役に立つ情報をお伝えする
- 自分の上位表示させたいキーワードの検索ボリュームや上位結果表示されているメディアを分析する
- 重複する内容の記事は1つにまとめる
- 継続して良質なコンテンツを投稿する
これらは「サイト設計」にも関係してきます。
サイトを作成する前に、調査も必要なのです。
また、検索上位にしたいキーワードでは、どのようなことが求められているのかは、Googleが検索順位という形で教えてくれています。
上位表示されているサイトを分析することが重要です。
だからといって、内容を真似るのはよろしくないですよ。
コピペなんてもっての外。(コピーコンテンツは評価されません。)
着眼点を学んで、自分なりの情報を提供する必要があります。
他にも、人々のニーズを探るにはYahoo!知恵袋なども参考になります。
アフィリエイトの取り組み方について、書籍を含めて他の人から方向性は学んでも、自分で試行錯誤することがチカラになると思います。
私自身、自分にそう言い聞かせています。
アフィリエイト報酬の安定化に向けて頑張りましょう!
まとめ
- アフィリエイトの報酬を喜ぶのは報酬が確定してからに!
- 安定して報酬を得られるように試行錯誤を繰り返そう!
- 但し、方向性は書籍や成功しているアフィリエイターに確認するのがよいでしょう!
報酬が発生しないと「自分のアフィリエイトの取り組み方が間違っているのではないか?」という気持ちになります。
私はなりました。
そのようなとき、高額のアフィリエイト塾に入るのは慎重になった方がいいと思います。
全てのアフィリエイト塾が悪いとは言い切れませんが、先生が現役アフィリエイターとしてどれくらいの報酬を得ているかくらいは確認した方がいいでしょう。
塾の代金で稼いでいるだけで、アフィリエイト手法が時代遅れの場合もあり得ますから。
ASPの主催する無料セミナーに参加できる環境の方は、利用するのもありですよ。