書籍書評(ブックレビュー)

岸智志氏のセミナー参加後に「Webライター実践入門」を再読

20200115_Webライティングセミナー【岸智志氏】in いいオフィス

2020年1月15日(水)、「文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。」の著者である岸智志氏のセミナーに参加しました。

会場は、東京都港区芝大門にある「いいオフィス」。
モダンな感じで落ち着ける雰囲気のステキな空間でした。

セミナー名は『ビジネスパーソンの強みを活かそう!「複業」ではじめるWEBライター』でした。
セミナー参加者の中にはWEBライターや編集関係のお仕事をされている方が複数人いらっしゃいました。

この記事では「文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。」の再読で感じたことと、セミナーのエッセンスをご紹介したいと思います。

セミナー「ビジネスパーソンの強みを活かそう!「複業」ではじめるWebライター」について

私はWEBライターという職業ではありませんが、サイトやブログに書く文章力を高めたいとの思いで参加させていただきました。

岸智志さんの柔和で誠実な人柄が伝わってくる語りと、ゲストスピーカー・田中森士氏(株式会社クマベイス)のサッパリとした歯切れのいいトークで、楽しくかつ有意義な時間を過ごさせていただきました。

セミナーでは、岸さんと田中さんが「伝わりにくい文章を添削する」といった具体例を示していただき、自分自身のライティングの改善点に気付くことができました。

そこで、さらなる文章力向上のために「文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。」をもう一度読み直そうと決意するにいたりました。

岸智志氏と田中森士氏のお話から感じたこと

岸智志さんと田中森士さんの言葉で印象に残ったのは「エビデンス」でした。
そこには、裏付けのない文章を書くわけにはいかないというプロ意識を感じました。

エビデンスに関連して「○○らしい」とか「○○かもしれない」といった文章も信頼を失いかねないことを再認識しました。

確かに私自身も、何かに困ってWEB検索している際に、あやふやな表現の文章には疑いの気持ちを感じてしまいます。
ところが、自分が書く側になると意外にあやふやな表現をしてしまうことも多いのです。
人に読んでもらう文章を書く際には、「責任感を持って伝える覚悟が必要」だとあらためて痛感させられました。

セミナーの主題が、複業(パラレルワーク)を意識したものだったこともあり、ビジネスパーソン(社会人経験者)の強みも教えていただきました。
簡単にご紹介すると、「専門性に関するもの」ということになります。

また、田中森士さんのコメントでWEBライターと、そうでないライターの違いについての言及も印象的でした。
両者の違いは「マーケティング視点」の有無だということでした。

私はWEBライターではありません。
しかし、ネットに文章を公開しているという点は共通しています。
そのため、マーケティング視点の必要性については、すんなりと自分の中に入ってくる感じがしました。

「Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。」の再読で身に着けたいと感じたポイント3選

文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。_サイン本「文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。」著者 岸智志氏 サイン本

自分自身の文章力を高めるために、心掛けるべきことを「文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。」から3つセレクトしました。
自分自身の文章力の弱点克服が目的です。

①リードを簡潔にする

リードとは、本文の前に書かれている導入的文章のことです。

私にはこのリード部分をタラタラと長く書いてしまうクセがあります。
自分の思いは読む人に親近感を持ってもらうことなのですが、読み手の多くはそうは思わずに離脱してしまうようです。

そこでリードはシンプルにまとめて、記事の内容読むとどんなメリットがあるかを伝えるように心がけることにしました。

②主語と述語の対応を確実に!

なんだか小学生が学校で教わることのように思われるかもしれませんね。
ところが、そのような基本的なことすらも意識しなければいけないのが私の現状です。

文章を書き切ることを優先すると、ところどころで主語に対して述語が正確に対応していないことが…。

例えば、「私の趣味は音楽鑑賞好きです。」のようなことです。
何だかわかりにくいですよね。
私の趣味は音楽鑑賞です。」でスッキリ通じます。

文章を書き上げたあとの読み直しの際に、特に注意しようと思いました。

③文章に読みやすいリズムを付ける

もしも、私の文章が常に「です。」で終わっていたら、あなたはどう感じるでしょうか?
おそらく単調な感じがして読む気が失せていまうかもしれません。

文章の読みやすくするために有効なのが次のポイントです。
自分が実践することを考えて、敢えて3つに絞りました。

  • ときどき体言止めを混ぜることで、リズムに変化を付ける。
  • 文末に「ですよね。」といった表現を使用して読み手に親近感を伝える。
  • 短文と長文を織り交ぜる。

このようなことを意識するだけでも、読みやすい文章に近づけると思います。
これらが身に付いたら、別の要素を取り入れようと思います。

Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。」には、このような文章上達につながるエッセンスが盛り込まれています。

再読して感じたことは、初回とは違ったポイントが気になったということ。
セミナーで感じた刺激も少なからず影響しています。

ライティングスキルのレベル(ステージ)に応じて心に響く内容は変化します。
「Webライター実践入門 文章で生きる夢をマジメに叶えてみよう。」は、何度も読み直す価値のある1冊です。

まとめ

Webライター入門
  1. WEBライターになりたいと思う方には、わかりやすい入門書。
  2. 純粋に文章スキルをアップさせてくれる要素も盛りだくさん。

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