FacebookやTwitterを使用はしているけれど、SNSを使った情報発信については全くダメな私。
そんなSNS音痴の私が成長するために興味を持ったのが、敷田憲司氏と室谷良平氏の共著「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」です。
SNS音痴の私なりに、この書籍から学んだことを含めて書評をお伝えします。
私が手にしている敷田憲司氏と室谷良平氏の著書『1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド』は、株式会社エムディエヌコーポレーションのご厚意でご献本いただいたものです。
すばらしい本との出会いと機会をいただきましたことを、心から感謝申し上げます。
SNS音痴の私が「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」に何を求めたのか?

FacebookもTwitterも全て受け身状態の私。
まさにSNS音痴という言葉がしっくり当てはまります。
SNSを利用し始めた当初は、こんなことを思っていました。
- 人の役に立つ情報や面白い発見を発信してみたい!
- 自分のブログやサイトに興味を持ってくれる人を見つけたい!
- 妻に後れを取りたくない。
ところが、いざSNSを利用し始めてみると、発信できるような情報は見つけられず、情報を受け取るだけで精一杯。
自分に対する失望感を味わうことに…。
これじゃダメだ!
というわけで「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」を読ませていただくことになりました。
タイミングとしては悪くなかったと思います。
2019年末からブログをはじめたこともあって、SNSを活用した情報発信と集客について学んでみたいと思っていたからです。
「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」を読みはじめる前に、私はこんなことを期待していました。
- SNSマーケティングについて学びたい!
- SNSを使った集客方法を知りたい!
- SNSの常識を押さえたい!
実際に「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」は、私のようなSNS音痴にも読みやすい書籍でした。
- SNSマーケティングに関する用語の説明もあって躓かずに読める!
- 1ページに詰め込み過ぎない、程よい情報量。
- カラー刷りとイラストでわかりやすい!
文系の私でもわかるような文章で、小難しい表現がなかったので安心して読むことができました。
そこで、私が学んだことを3つだけ厳選して紹介させていただきたいと思います。
「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」で学んだ3つのこと

本を読んで知識を得ることと、実践して身につけることは全く違うことです。
しかし学ばなくては実践することができないので、知識を得ることは重要です。
いつもそのような気持ちで書籍を読み、実践しようと意識しています。
そのため一度に多くを求めすぎず、できることをコツコツ増やしていくのが私のやり方です。
ということで、「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」で学んだことを3つだけ厳選してご紹介します。
セレクト① SNSマーケティングの重要ポイント「UGC」

情報発信の形態はSNSの登場によって大きく変化しました。
SNSが普及する以前は、テレビや雑誌、新聞といったマスメディアが発信する情報を受動的に受け取るだけだった個人でしたが、SNSの登場により受け取った情報をさらに拡散するチカラを持ったのです。
30年程昔、個人の情報伝播力はごく限られた範囲に限定されていました。
テレビで知った情報を、翌日学校の友人に「昨日の○○みた?」と話題にするくらいの影響力しかなかったのです。
それが現在、SNSという手段を手にした個人は、地理的・時間的な制限にとらわれることなく伝播できるようになりました。
すなわち、個人が情報を発信できるメディア化しているのです。
そこでUGC(User-Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)という、個人の行動に注目する必要性が高まっています。
UGCは口コミと考えてもいいと思います。
SNSの利用により、個人がメディア化している現在の情報の伝わり方は、「1対n」(昔)から「1対n対n」(口コミの拡散)へ、そして「n対n」(UGCの情報伝播)のような状況になっています。
UGCを中心に、増殖するようにして情報が伝わっていくのです。
SNSのマーケティングを考える場合、このような概念を持つ必要が高まっています。
セレクト② SNSでシェアされるには?
SNSでのシェアについて「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」では、製品開発や改良を想定して書かれていました。
しかし、個人的に気になる内容でしたのでセレクトしました。
SNSでのシェアを促すために、製品開発などの経緯を時系列で紹介するというものです。
このようなストーリー仕立てで語ることが、SNSのアテンション集めの要因になり得るというのです。
例えば製品開発にとらわれず、「自己紹介」や「ブログのコンセプト」にストーリー性を持たせることで、興味換気につながる可能性があります。
以前、私は子供にキャッシュレス時代に適した財布をプレゼントしたことがありました。
その財布の存在は、所属しているオンラインサークルで知りました。
その財布を開発した人たちのサイトには、財布のコンセプトや開発ストーリーなどがわかりやすく紹介されていました。
私はSNSでのシェアこそしなかったものの、子供にそのサイトを見せることで直接シェアしました。
ストーリーを語ることの重要性を身をもって体験したのでした。
セレクト③ 人はどうしてシェアしたくなるのか?
「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」には、ニューヨークタイムズが行なった調査について紹介されていました。
調査テーマは「人はなぜシェアするのか」。
その調査によると、大きく3つの動機が関係しているといいます。
- 価値の提供
- 主張の表現(自己実現)
- 交友関係の維持
ひとつひとつ見ていきましょう。
①価値の提供
人は価値がある、よいと思ったモノ、コトを他の人にも伝えたくなります。
(途中省略)
調査結果によると一番多い動機は価値の提供だそうです。出典:『1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド』
解説:敷田憲司 エムディーエヌコーポレーション 87ページ
やはり、価値のある情報の提供が重要だということです。
②主張の表現(自己実現)
ここで言う「主張の表現」とは、興味あるコンテンツや情報を、自分の主張を伝える手段として共有するということ。
人は共有するこで、自分に対する評価を高めたいという欲求を満たそうとするのです。
正直なところ、私にはピンとこない部分ではありますが、このような心理を理解しておくことは大切だと思いました。
③交友関係の維持
情報を共有し合うことで、人との関係性を保とうとする心理です。
交友関係に限らず、夫婦関係や親子関係にも当てはまると思います。
情報共有が、より濃厚な関係構築につながることは理解できます。
私の場合は、自分のブログやサイトへの関心を一人でも多くの人に持ってもらうことが望みです。
「UGC」や「ストーリーの活用」、「シェアしたくなる心理」を学べたことは今後の集客に活かせそうです。
あらためて感じたのは、SNSを利用する人の気持ちをもっと理解する必要があるということです。
そのためには受け身のSNS利用ではなく、情報発信を行なわなければいけませんね。
「1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド」を読み終えた感想

最後にもうひとつ、ハッとさせられたことを紹介したいと思います。
実は文章というよりは、小見出しに使用されていた言葉です。
詳細検索はGoogle、リアル検索はSNS、購買検索はAmazon
出典:『1億人のSNSマーケティング バズを生み出す最強メソッド』
解説:敷田憲司 エムディーエヌコーポレーション 182ページ
この見出しを目にしたとき自分の姿が重なって、確かにそうだなと実感しました。
但し、「リアル検索はSNS」の部分はやっていませんが…。
要するに私たちは、自分にとって必要な情報がどこにあるのかをある程度認識した上で使い分けているのです。
このことを自分自身が再認識したとき、Google検索エンジンのSEO一辺倒ではいけないと気付きました。
いつまでもSNS音痴のままではいられない。
この気付きを、自分の成長に役立てていきます!
まとめ
- SNSマーケティングにおいて「UGC」を理解することは重要。
- 人が情報をシェアしたくなるには3つの心理が働く。
- 人は自分の欲しい情報のある場所を知り、使い分けている。
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