元プログラマーの自分にとって、未知の開発言語「Rython(パイソン)」を知るきっかけとなった1冊の書籍。
それが日比野新氏の著書「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」です。
この本を読んで、副業の新たな可能性を感じました!
その書評や感想をご紹介します。
私が手にしている日比野新氏の著書『文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門』は、ソシム株式会社のご厚意でご献本いただいたものです。
すばらしい本との出会いと機会をいただきましたことを、心から感謝申し上げます。
日比野新氏の著書「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」とは

「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」は、プログラミング以前にインターネットの初歩から学べる書籍です。
インターネットの基礎知識から始まり、ネットでWEBサイトが閲覧できる仕組みもわかりやすく説明してくれています。
Python(パイソン)を使用したプログラミング突入する前に、【HTML(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ) ⇒ CSS(カスケーディング・スタイル・ シート)】 というように段階を追って解説されているのが特徴です。
本のタイトル通り、初心者にやさしい優れた入門書です。
そのため、マニアックな内容には言及されていません。
「はじめてプログラミングを学びたい人」と「プログラミングを活用した副業に関心のある人」に完全にターゲットが絞られています。
そのため、ある程度Python(パイソン)の知識を持っている人には向いていないかと思います。
私の場合は、Visual Basic(ビジュアルベーシック)やCOBOL(コボル)といった開発言語でのプログラミング経験があったので、かつての知識を思い出しながらの確認程度で読み進めた部分もありました。
説明が非常にわかりやすいので、スラスラ読み進めることができました。
専門用語をかみ砕いて表現してくれている点がいいですね。
挫折する要素がかなり取り除かれています。
「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」は、Python(パイソン)というプログラム言語に興味のある初心者の方におすすめの1冊です。
「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」で感じた副業の可能性

「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」を読み進めるなかでワクワクしたのが「ウェブスクレイピング」についてでした。
読み進めていくと練習できるように構成されていて、Python(パイソン)を使ったプログラミングを体験できるようになっています。
プログラミングを利用できる環境についても解説されているので安心ですよ。
私は「ウェブスクレイピング」という言葉すら知りませんでした。
この技術を利用できたなら、現在行なっている作業を効率化できると直感しました。
ウェブスクレイピングの可能性
ここで少しだけ「ウェブスクレイピング」についてご紹介します。
ウェブスクレイピングとは、インターネット上にあるウェブページの情報を解析して必要なデータを収集管理するプログラムです。
出典:『文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門』
日比野新著 132ページ
ウェブスクレイピングを活用すれば、ブログやサイト作成するのに必要な情報収集を効率的に行えるかもしれない!
こう思ったときに、上述したワクワク感を抱いたのです。
ウェブサイト上から情報収集する場合には注意事項が存在します。
それについても「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」で触れられていますので、ご注意ください。
ここで述べている作業の効率化については、私が現在行なっていることの延長線上のことです。
しかし、本のタイトルの「副業」というからには、他の活用方法も存在しているはずです。
ウェブスクレイピングを活用して膨大なネット上に存在する情報を収集し分析したり、注文に応じたプログラミングで稼ぐこともできそうです。
これからの社会は情報収集とその分析は必須ですから、そこにPython(パイソン)を使ったマネタイズ方法があるはずです。
「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」を読み終えた感想

「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」には特典が用意されています。
書籍中に特典をダウンロードできるURLが記載されています。
特典PDFファイルには次のようなことが書かれています。
- Python(パイソン)を使用するための環境設定方法
- 自分のPC内でウェブスクレイピングをする方法(練習)
- 著者が用意してくれたネット上のサイトからウェブスクレイピングをする方法(練習)
特に環境設定方法は、画像とともに詳細に記載されているので非常にわかりやすかったです。
書籍内にも注意書きされていましたが、ダウンロード画面のデザインの違いはありました。
(これは仕方がないことなので、動揺しないでくださいね。)
私がPython(パイソン)をダウンロードするためにAnacondaのサイトを開いた際には、「Download」ボタンの位置が違っていました。
サイト上部ではなく、少しだけスクロールしたところに配置されていました。
日比野新氏の初心者の方に対する配慮
著者である日比野新氏の「初心者に対する配慮」を感じた点についてご紹介します。
それは、いきなり他者様のサイトを使ってウェブスクレイピングをするのではなく、段階を追って難易度をあげてくれているところです。
まずは、自分のPC内にHTMLとCSSの練習を兼ねたサイトを作成します。
そして、そのサイトに対してウェブスクレイピングを実行します。
私の場合、この段階でPython(パイソン)のプログラムの記述ミスが見つかったので逆に安心しました。
他者様のサイトで、バグを含んだプログラムを実行しなくて済んだのでよかったです。
正直なところ、すぐには思った通りの結果にならず試行錯誤しました。
もちろん正解も用意してくださっているのですが、ちょっとだけ意地を見せようと思って頑張ってみました。
次に、日比野新氏がネット上に用意してくれたサイトを使ったウェブスクレイピングへと移ります。
まさに至れり尽くせりという感じ。
成功したときは、心の中でガッツポーズ。
プログラムが想定通りに動く快感を久しぶりに味わいました。
プログラマー・SE時代に体調を崩した経験があり、もうそのような気持ちをプログラムで感じることもないだろうと思っていたのでうれしかったです。
(開発言語はPythonではありませんでしたが。)
これでネット上でのウェブスクレイピングができたことになります。
私が感じた注意点は、ダウンロードしたファイル類を保存する場所についてです。
任意の場所に保存していたら、いざPython(パイソン)を実行しようとした際にエラーになってしまいました。
書籍の指定通りの場所に保存していれば、このようなエラーは生じませんでした。
ところが、面白いものですね。
この経験によって、久しぶりにエラー原因を突き止めようという気持ちになったのですから。
書籍を読み返し、指定された場所にファイル類を移動したら解決しました。
さらに、Python(パイソン)を実行する場所を変えても対応できるはずと思い、ディレクトリ変更のコマンド「cd」を使用して試したりもしました。
思った通りでした。
日比野新氏も「試行錯誤は成長につながる」といった主旨のことを書かれていますが、まさに同感です。
Python(パイソン)はあくまでもコマンドの指示により処理を実行してくれる開発言語です。
実行させるには、コマンドを入力するDOS(ドス)画面を使用します。
Windows95が発売される前のような感じです。
(黒くて画像のない文字や数字ばっかりのやつです。)
そのため便利に使うためにはGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)を伴った開発言語と連携することになるだろうと思います。
GUIは使う人の操作性を考慮したものです。
「アプリ」や「ボタン」をイメージすればわかりやすいでしょう。
ボタンをクリックしたらプログラムされたコマンドが実行されるといった感じです。
この場合、次のようになります。
- ボタン : GUIの部分【HTML、CSS、JavaScript等】
- コマンドの実行 : Python(パイソン)
「文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門」には、稼ぐためのヒントも掲載されています。
Python(パイソン)をキッカケに、もう少し突っ込んだプログラミングの学習やWEBデザインの勉強をするのもいいかもしれませんよ!
まとめ
- プログラムやネット初心者にもわかりやすい表現で統一された入門書。
- Python(パイソン)を利用するための環境設定の解説も充実。
- 段階を追ってPython(パイソン)を体験できる!
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文系でもはじめてでも稼げる!プログラミング副業入門 [ 日比野新 ] 価格:1,760円 |