書籍書評(ブックレビュー)

要約力は訓練で改善できる!9割捨てて10倍伝わる「要約力」山口拓朗著【書評】

9割捨てて10倍伝わる「要約力」

いくら「要約力」が高い方が良いと言われても、実際に身に着ける具体的な方法が書かれてなければ意味がない。

そう思いながら山口拓朗氏の著書『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』を読んでいました。

安心してください!

要約力を訓練する方法も書かれていましたよ。

ここでは『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』の書評をお伝えします。

私が手にしている山口拓朗氏の著書『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』は、株式会社 日本実業出版社のご厚意でご献本いただいたものです。

すばらしい本と出会う機会をいただけましたことを、心から感謝申し上げます。

9割捨てて10倍伝わる「要約力」、どうしたら要約力をアップできるのか?

9割捨てて10倍伝わる「要約力」

「要約力」を高める方法で1番印象に残ったことをご紹介します。

それは、Twitterなどの文字数制限のあるSNSを利用する練習法です。

ポイントはアウトプットにおける「文字数制限」。
これにより伝えたいことがブラッシュアップされて、要約力も磨かれていくというのです。

Twitterにこのような活用法もあるのかと、目から鱗が落ちる思いをしました。

要約力って、どういうこと?

9割捨てて10倍伝わる「要約力」

「要約力」について、山口拓朗氏は次のように定義されています。

「要約力」とは、情報のポイントをつかみ、場面に応じて、簡潔かつ論理的にアウトプットする能力のことです。

出典:『9割捨てて10倍伝わる「要約力」
山口拓朗著 5ページ

非常にわかりやすい言葉ですね。

ビジネスの場において、ダラダラとまとまりのない報告は聞いていてイラつくことがあります。
日常の会話でも同じことが言えるでしょう。

  • 結局、何が言いたかったの?
  • 要するに○○ということ?
  • そろそろ本題に入ってくれる?

受け手側がこのような言葉を発したら、伝える側としてはドキッとしますよね。
私自身、要領を得ない話をしたことも、されたこともあります。

『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』を読んで安心したのは、上述したように「要約力」は後天的に改善できるということです。

私の言葉で「要約力」をまとめると次の2つに集約されます。

  1. 情報の取捨選択。
  2. 優先順位を付けること。

個人的にはブログなどの文章で人に情報を伝える機会が多いため、必要な情報を優先順位の高いものから伝えることで読みやすさ向上に役立てたいところです。

『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』を読み終えた感想

9割捨てて10倍伝わる「要約力」

私は『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』の表紙をめくった瞬間、非常に驚きました。
なぜなら、次の文字が目に飛び込んできたからです。

死んでもこれだけは言っておく!をみつけること。

出典:『9割捨てて10倍伝わる「要約力」
山口拓朗著 1ページ

インパクトのある一文ですよね。

極論を言うなら、『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』はこの一文に集約されていると言っても過言ではありません。

もちろん、膨大な情報の中から1割の重要な情報に絞り込む「要約力」を高めるためのアドバイスも丁寧に解説されていますよ。

山口拓朗氏は「要約」するための手順を3段階に分けています。

  1. 情報収集
  2. 情報整理
  3. 情報伝達

「要約」していく3段階の解説には興味深い内容がいくつもありました。
(読み終えたあと、付箋だらけになっていました。)

その中1つをご紹介します。

それは、情報収集における「抽象情報 ⇔ 具体情報」の習慣化についての記述です。
個人的には、サミュエル・I・ハヤカワ氏(アメリカの言語学者)の「抽象のはしご」と同義だと思っています。

例えば、「飲み物」をより具体的な言葉で表すと「水」や「麦茶」等となります。
「目標」と「実際の行動手段」の関係にも当てはまると思います。

情報収集の段階で「抽象情報 ⇔ 具体情報」を意識することで、要約の質が向上していくというのです。

「○○を一言で表現して」などと言われた際には抽象情報を伝え、「具体的には?」と問われたなら具体情報を語ればいいのです。

就職時の面接などでも、「あなたの長所を一言で言ってください。」などと質問されることもあるでしょう。
そのようなときにも「要約力」は役立ちます。

私にとって『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』は、わかりやすい情報伝達ができるようになりたい!という向上心をかき立てられる書籍でした。

ポイントは「これだけは伝えたい!」を意識することです。

もしかすると、「論理的な話し方をする人は、冷たい感じがして敬遠してしまうという」という方もいらっしゃるかもしれませんが、口調や会話の語尾で印象は変わるはずです。

丁寧でわかりやすい伝え方をしてくれる人の話は素直に耳に入ってきやすいもの。

あなたも『9割捨てて10倍伝わる「要約力」』を通じて、要約力をさらに高めてみませんか?

まとめ

9割捨てて10倍伝わる「要約力」
  1. キーワードは「死んでもこれだけは言っておく!」。
  2. 要約するには、「情報収集」「情報整理」「情報伝達」の3ステップがある。
  3. 優先順位の高いものから伝えることも大事!

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