グーグルをもっと使いこなしたいなら、Google Apps Script(GAS)を活用するべきでしょう。
でも...そもそもGoogle Apps Script(GAS)って何?となる方も多いはず。
そのようなときにピッタリの1冊が高橋宣成氏の著書『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』です。
分厚くて手を出しにくいかもしれませんが、内容は非常にわかりやすくなっています。
私が手にしている『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』は、著書である高橋宣成氏のご厚意でご献本いただいたものです。
すばらしい書籍と出会う機会をいただきましたことを、心から感謝申し上げます。
『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』で学んだGAS(Google Apps Script)を利用する際のポイント
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随分前のことになりますが、私はプログラマーをしていたことがあります。
マイクロソフトの提供する開発言語やExcel(エクセル)等を利用していました。
当時の私はGoogleについて意識したこともありませんでした。
Googleのアプリケーションには、マイクロソフトのExcel(エクセル)、Word(ワード)に該当するスプレッドシートやドキュメントがあります。
GAS(Google Apps Script)を含めたスプレッドシートやドキュメントなどのGoogleサービスは、各PCにインストールする必要がありません。
ここで重要になるのが、GAS(Google Apps Script)を含めたスプレッドシートなどはGoogleのクラウドサーバー上で動作するということです。
GAS(Google Apps Script)も同様です。
ここからはGAS(Google Apps Script)にフォーカスして話を進めますね。
GAS(Google Apps Script)は、Googleのアプリケーションの連携やデータを操作できる機能で、JavaScriptをベースに構築されています。
だからといってGAS(Google Apps Script)とJavaScriptは同一ではありません。
JavaScriptの知識がある人は、GAS(Google Apps Script)に順応しやすいんじゃないかな。
GAS(Google Apps Script)はGoogleのクラウドサーバー上で動作するサービスなので、ユーザーごとに利用できる範囲が設けられています。
そうでもしないと、世界中の人が好きなだけ利用してしまったらGoogleのクラウドサーバーがパンクしてしまいますから。
そういったトラブルを回避するため、GAS(Google Apps Script)にはアカウントの種類によっていくつかの機能に対する制限が設けられているのです。
- 処理の実行時間。
- 扱えるデータのサイズ。
- 1日当たりのの実行回数。
etc...
ここにGAS(Google Apps Script)を利用する重要なポイントがあります。
それは、Googleのクラウドサーバーに実行させる処理を減らすことです。
例えば、100個のデータを扱うとしたら、どちらがクラウドサーバーのアクセス回数による負荷が少なくなると思いますか?
- 1データずつサーバーから取得して処理する(100回アクセスする)。
- 1度に100個のデータを取得して処理する(1回のアクセス)。
当然、②の方がクラウドサーバーへの負荷は少なくなるはずです。
それを実現するために、配列を使いこなす必要があります。
複数のデータを一気に取得するのです。
私が『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』から学んだ一番のポイントは次の通りです。
GAS(Google Apps Script)は配列を上手く使いこなして、Googleのクラウドサーバーへの負荷を減らすべし!
理解しやすい章立て(順序)とわかりやすい解説になっていますよ!
高橋宣成氏の著書『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』はどんな本?正直な感想
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『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』を手にしたときの第一印象は、辞書並みの分厚さに対する驚きでした。
そのため次のような状況の方は、GAS(Google Apps Script)を学び始める前に挫折感を味わうかもしれません。
- Googleが提供するスプレッドシートやドキュメントなどのサービスに慣れていない方。
- JavaScriptに触れたことのない方。
- 一からGoogle Apps Scriptを学び始める方。
私は①~③の全てに該当していました。
そのような気持ちになったなら、ぜひ「はじめに」をお読みください。
著者の高橋宣成氏の言葉によって、この書籍によって何を目指せるのかが明確になるとともに、どのような順序でGAS(Google Apps Script)を学べばよいのかがイメージできることでしょう。
私はこれまで、検索エンジン関連とGmailの送受信以外のGoogleサービスはほとんど利用してきませんでした。
言わばGoogle初心者も同然です。
そのような私にとってありがたかったのは、『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』ではGAS(Google Apps Script)について順を追って理解しやすいように説明してくれていることでした。
- GAS(Google Apps Script)とは何なのか?といった基礎知識から教えてくれている。
- JavaScriptの基本を教えてくれている。
- スプレッドシート、ドキュメント、スライドといったサービスごとに章立てされている。
- 理解を助けるプログラム・コードが、サンプル付きで例示されている。
- 辞書のように用語から逆引きできる。
そのため『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』の率直な感想は、当初の予想に反して「わかりやすかった!」といったものでした。
GAS(Google Apps Script)に対する抵抗感が薄れ、どのように活用するのかといった輪郭が思い描けるようになったのです。
あとは『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』を横に置き、必要に応じて読み返しながら慣れるだけ!
「わかりやすい」と感じられたのは、別モノだったけれど開発言語に触れたことがあったからかもしれないな。
昔、開発言語を理解するためにマニュアルを読んだら、何が書いているのか理解できず悲しい思いをしたことがありました。
わからない人間にもわかるような書き方ではなく、謎が深まるばかりだったのです。
『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』では、そうはなりませんでした。
わかりやすい言葉で説明がなされているので安心ですよ!
『詳解!Google Apps Script 完全入門[第2版]』は、タイトル通りGAS(Google Apps Script)の入門書としてピッタリの1冊です。
まとめ
- GAS(Google Apps Script)の特徴がわかりやすく説明されている。
- 順を追って理解を深めることができるように章が組み立てられている。
- わかりやすい文章表現とサンプルコードにより、動かしながら学ぶことができる。
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詳解! Google Apps Script完全入門 [第2版] ~GoogleアプリケーションとGoogle Workspaceの最新プログラミングガイド~ [ 高橋宣成 ] 価格:2,860円 |